2015年5月29日金曜日

イベント準備の合間に

明日は伊香保温泉でサイドキングジャポンです。
全国から56名集まります。

今日、1日準備ですが合間にドナルド2号の作業をします。

カギのシリンダーにシャッターがないので、一工夫です。















アルミでベースを作りプラスチックの蓋を取り付けます。




























この蓋は何でしょう?
これです。















これでダートを走っても土埃でカギが壊れる心配はありません。

 

2015年5月27日水曜日

MEGA ZEUS メンテナンス

今週末のイベント参加の為、MEGA-ZEUSのメンテナンスをします。
こう言う機会が無いと、かまってやれません。


自分の車両は2001年製でサイドバイク社の生産5台目です。
フランスからの輸出1号車ですから当然、日本1号車です。

既に生産は終わっています。総生産台数は500台余りで、
我社の輸入販売台数は54台でした。


登録も大変で、この様な構造のサイドカーが無かった為、
当時の保安基準に適合しておらず、事前に安全性に関する書類を
作成、その旨を申告し、許可を頂き登録しました。

1年後、車検場から突然の連絡です。「今後、許可出来ない。」
それから車検場経由では時間が掛かるため、国交省の技術安全部
と直接連絡を取り合い、問題解決に当たりました。

大使館の商務部まで巻き込みました。

努力の甲斐あり、1年後官報掲載により、登録が再度出来るになりました。

その時は、お客様に待って頂き大変助かりました。

当時の店内の写真です。















少量生産と言う事と、殆どヨーロッパで販売された為、メーカーが
サービスを行えるので、サービスマニュアルなど有りませんでした。

整備に関しては、配線図や図面を送ってもらい対応しており
分からない時はフランスまで行き確認しました。

その他にも、国内の輸入業者からこの車両の件で攻撃を受けたり、いろいろな事が有りました。

この車両のオプションも自分自身で沢山開発しました。
写真は昨年作った、ハンドシフト用の治具です。















ステアリングダンパー、パワークラッチ、ノークラッチシステム、
ハンドルポスト、クーラー、GLスクリーン、バックレスト、
ハンドチェンジなど数えたら切りが有りません。
一部はヨーロッパへ輸出もしました。
当時は忙しく、他社が輸入した車両までサービス出来ないので
(自分たちのお客さんの対応が出来なくなる)オプションの販売も
自社販売車両のみとしていました。

その為、どう見てもコピーだなと思うようなオプション装着車両も
見受けられました。
しかし、コピーされたのは、自分の技術が認められた証です。


今となっては良い経験だったかも知れません。


SIDE-BIKE社のMEGA ZEUSは自分の知的好奇心を十分満足
させてくれ、自分の技術力を十分発揮でき、業界にPRできた車両でした。


今回はクーラーのメンテです。
ガス補充、ベルト交換とダイナミックダンパーの取付です。
ダイナミックダンパーはコンプレッサーへの防振です。















自分の車両はオプション開発の為、可哀そうな位、酷使されています。

生産は終わっているので今後は、そのような事は有りません。

勿論、生涯で思い出に残るサイドカーの1台です。





 


2015年5月26日火曜日

フェンダー

休日に、がまんできずドナルド2号の作業をします。

サイドカーフェンダーを取り付けます。
1号と同形状ですが、取付金具はメンテナンスしやすいように改造します。

マッドフラップも取り付けます。
マッドフラップはフロントフェンダーと同寸法にしました。
















実はこのサイドカーフェンダーはツーリング用で、もう一つエレガントな
形状の物も思案中です。

フロントフェンダーも改造しました。15cm程、延長しました。
理由は単純で、泥はね防止です。効果の程いかに。















白い部分が継ぎ足した所です。















明日、ハーレーが持ち込まれます。勿論、サイドカーの仕事です。

30.31日、6月6.7はイベント、6月28日から北海道ツーリングです。

8月はサイドカーのイベントが2回、8月末から2週間程出張予定です。

しばらく、ドナルド2号おわずけです。(リフレッシュできない!!)

 

2015年5月15日金曜日

ドナルド2号 作業中断

ドナルド2号のフレームの改造、塗装まで行いたかったが、
至らず作業中断です。
仕事優先ですから。















仮付けですがフレームが付くと、一歩前進って感じです。

地上高も計算どうりでバッチリです。


W1Sはフレームのセッティングが完了です。
取付金具はオリジナルの物を使用するつもりでしたが、
パイプがちょっと心配だったので、いつも使用しているSTKMに
変更しました。















フロントフォークブーツも破れていたので交換しました。
ステアリングダンパーは、ストロークいっぱいの位置で取付ます。














 

2015年5月10日日曜日

取付ボルト

フィッティングの取付ボルトはメトリック規格の物に変更します。
ワトソニアンの純正はUNF規格なのでアメリカインチの工具が必要になります。

ドナルド1号(前回のDSC11+GP700)通称1号は純正ボルトを
使用したので工具は、2種類持っていく必要が有りました。

今回はメトリック規格の工具だけにしたいのです。

但し大径のボルトはインチのままです。二面幅が25mm以上有れば
300mm位のモンキーレンチでも大丈夫です。

モンキーレンチはBAHCOを使用します。

変更するボルトはSCMのキャプボルトを使用します。
強度は10.9Tですので安心です。















ナットはナイロンロックを使います。

このサイドカーの命名をしなくてはいけませんが、完成までは
ドナルド2号呼ぶ事とします。


 

2015年5月8日金曜日

1key-4locks

自分のDSC11用サイドカーのカギが届いた。

今まではテールボックス、カー側トランクのカギは別々でした。

今回はサイドカーの後部にもカギ付きのボックスを設置する予定です。

と言う事は、カギが3個必要です。バイクのカギ、サブタンクのカギと
全部で5個も持っていないといけません。

探していたのが、このカギです。















4個のシリンダーは同じ物なので、1本のカギで開閉できます。
カー側トランクと2個のボックスはこのカギを使用します。
1個は予備です。

このシリンダーカギの差し込み口にシャッターが有りません。
防塵、防水対策が必要です。