2015年1月17日土曜日

60年前のグラスファイバー

60年前のWatsonianサイドカーのレストアです。

当時、超高級サイドカーだったMonaco Mk1の車体は
FRP(一部金属と木製)で出来ています。

ガラス繊維は1940年代からアメリカで量産初めたばかりなので、
当時は高級な材料だったと思います。

まずフェンダーの修理です。
















厚さは1~2プライしか無く、割れ、表面のクラックも酷い。
FRPが高価だったので、この厚さなのかも知れません。

















パテはタルクを使用し、成形作業を繰り返します。

当時のFRPは、ゲルコートが薄く、樹脂の部分まで削ると、脱泡が甘い為
気泡が出てきます。見つけてはパテ埋めの作業です。
















貴重なフェンダーなので、型どりをする予定です。

勿論、Watsonian社の了解済みです。

 

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